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DX検定とは?|資格を得るメリットや取得方法について解説!

目次

DXの実現には、最新のITトレンドやビジネストレンドを理解し、活用する能力が求められます。

しかし、こうした実践力を身につけるためには、それを支える専門的な知識やスキルの基盤が必要です。

そこで注目されているのが、知識やスキルのレベルを問う「DX検定」です。

本記事では、DX検定の概要や資格を得るメリット、学習方法について解説します。ぜひ最後までご一読ください。

DX検定とは

DX検定とは、デジタル技術によるビジネスへの利活用を進める人材向けの知識検定のことです。

主にデジタル技術を活用してビジネスを進化させるための知識やスキルを問う試験で、試験は60分間で120問の知識問題(多肢選択式)を解きます。

また、Web上で受検でき、結果(スコア)は後日、検定サイトでダウンロード可能です。

DX検定では結果に基づいて以下のレベル認定が行われ、学会の認定委員会承認の「スコア認定証」が発行されます。

  • スコア800以上:DXプロレベル
  • スコア700以上:DXエキスパートレベル
  • スコア600以上:DXスタンダードレベル

レベル認定は2年間有効で、レベル認定された方には、オープンバッジが進呈されます。

名刺やプロフィールにも認定レベルを掲載することも可能なため、客観的なスキル証明をすることができます。

このことから、DXを目指す企業の人材育成・知識評価の標準指標として活用できるものとも言えます。

DX検定の取得は必須ではありませんが、自身のスキルを証明し、自己成長を図るための1つの手段として活用できるでしょう。

DX検定の取得メリット

DX検定の取得メリットを、以下の2つのケースに分けて解説します。

  • 個人で取り組むメリット
  • 法人で取り組むメリット

1.個人で取り組むメリット

まず、個人で取り組む主なメリットは、「ITリテラシーの深化」と「仕事の幅が広がること」の2つです。

DX検定は、IT先端トレンドとビジネストレンドの知識検定であるため、検定取得に向けた勉強の過程でDXの基礎知識やトレンド等を学習できます。

AIやIoT、ブロックチェーンなどの最新技術等は、現代のビジネスにおいて重要な役割を果たすものですが、これらをゼロから学ぼうとするとことは、非常に困難です。そのため明確な学習指針となるDX検定の取得を図ることで効率的に確かな知識を得ることができます。

また、DX検定を証明することで企業内での信頼や評価を得ることができ、DX人材としての活躍の場が広がるだけでなく、転職の際にも大きなアドバンテージとなることから、自身のキャリアを大きく後押しすることでしょう。

2.法人で取り組むメリット

法人で取り組む際の主なメリットは、個人と同様の「ITリテラシーの深化」と「カリキュラムとしての導入」の2つです。

まず、企業全体でDX検定を取得することで、社内全体のITリテラシーが向上するため、企業全体がDX推進に合わせた成長を遂げることが可能です。

個人ではモチベーションの維持が難しいこともありますが、法人で行うことで社内の仲間と切磋琢磨して取り組むこともできます。

また、DX検定は新入社員のカリキュラムとしても活用できます。社内でDX人材を育成する場合、研修制度の導入や教育側の人材確保が必要になるため、基礎的なナレッジを社内に蓄積させていく上でも検討すべきでしょう。

DX検定の取得方法について

前項でも述べた通りDX検定は、2018年に設立されたデジタル技術を活用する人材に向けた知識検定で、成績優秀者はスコアに応じ、以下のレベル認定証が発行されます。

認定レベルは、「DXプロフェッショナルレベル」、「DXエキスパートレベル」、「DXスタンダードレベル」に分類されており、DX推進人材像と比較した「DX検定™」での推奨レベルは以下の様になっています。

DX推進人材像と比較した、DX検定での推奨レベルを表した表を挿入しています。

出典:独立行政法人情報処理推進機構「デジタル・トランスフォーメーション推進人材の機能と役割のあり方に関する調査」より

検定を受けるからには、自分の目指す人材のレベルを把握して検定に臨むようにしましょう。

1.受験方法

DX検定の受験は、特定の学歴や職歴を必要とせず、誰でも受験できます。

また、試験はWeb上(自宅や会社のPC、タブレット)で受けることができ、全国どこからでも受検可能です。

参照:「DX検定™(日本イノベーション融合学会*ITBT(R)検定)」より

2.開催日と受験料

DX検定の開催日は、以下のとおりです。

  • 法人向け:2024年7月11日
    • 11:00〜12:00
    • 13:00〜14:00
  • 個人向け:2024年7月14日
    • 11:00〜12:00

1月と7月の指定日に年に2回開催され、法人のみは時間帯を選べます。

なお、受験料はどちらも一律6600円(税込)です。

次回の申込期間は2024年4月上旬より開始予定です。

参照:「DX検定™(日本イノベーション融合学会*ITBT(R)検定)」より

DX検定の学習方法

DX検定の学習方法を、以下の3つに分けて解説します。

  • シラバス、e-learningのご紹介
  • 参考図書
  • 動画学習

1.シラバス、e-learningのご紹介

DX検定の学習には、公式シラバスとe-learningが有効なツールとなります。

例えば、「DXシラバス」では、ビジネス、科学技術、理論・方法論など多岐に渡る用語や概念について公開されています。

特に、下線や赤字で示された基本用語に関しては、その定義、背景、そして現代社会における役割や意義を深く掘り下げて理解しておくと良いでしょう。

また、学習には「DX検定」に準拠したe-learningも有効な教材です。

  • DX Study アセスメント 2024
  • DX Study eラーニング 2024

以上のサイトを活用して勉強を行えば、修了証の発行も行われるため、自宅や職場で自分のペースで学習を進めたい場合は、ぜひ活用しましょう。

*1…https://www.nextet.net/kentei/test/images/DXsyllabus_2023.pdf

*2…https://www.nextet.net/kentei/test/images/20240315DXStudy2024_V2.pdf

2.参考図書

DX検定の学習には、DXの基本的な概念から最新トレンドまで、以下の参考図書が役立ちます。

書籍名出版社
図解コレ1枚でわかる最新ITトレンド 装改訂4版株式会社技術評論社
イラスト&図解でわかるDX(デジタルトランスフォーメーション)彩流社
DX白書2023 進み始めた「デジタル」、進まない「トランスフォーメーション」独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
業界別!AI活用地図8業界36業種の導入事例が一目でわかる!翔泳社
インターネット白書2023 分断する世界とインターネットガバナンスインプレスNextPublishing
いちばんやさしいDXの教本インプレス
この一冊で全部わかるビジネスモデル 基本・成功パターン・作り方が一気に学べるSBクリエイティブ
DX実行戦略 デジタルで稼ぐ組織をつくる日本経済新聞出版
日経テクノロジー展望2024 世界を変える100の技術日経BP
AI白書2023株式会社KADOKAWA
ChatGPT産業革命日経BP

出典:日本イノベーション融合学会発行資料「『DX検定』検定結果と検定概要について」6-1より

3.動画学習

動画学習も、DX検定の学習方法の1つです。

例えば、DX検定攻略サイトでは、最新のDX検定公認シラバス対応の上位スコア攻略、対策のための情報やツールの提供、必須IT用語や最新トレンドの紹介をしています。

また、DX検定スタディアプリ、Youtubeでのバズワード聞き流し動画など、認定スコア(600点以上)獲得に必要な情報提供も行っています。

DX検定に限らず、これからのビジネス全般に必要なITリテラシー対策及び、ITスキル向上に役立てることができるため、先に触れたe-learningや参考図書と併用しながら自らの学習スタイルと目標に合った方法で取り組むと良いでしょう。

参照:「DX検定攻略サイト」より

DX推進・人材育成ならワクフリへ

DX検定取得のための勉強は、DXの基礎知識や最新のITトレンド、ビジネストレンドを理解するのに有力な方法です。

しかし、DX推進には、単に個々のスキルアップだけではなく、組織全体の変革が求められるため、DX検定取得は推進手段の一つに過ぎません。

個々のスキルに属人化しないためには、組織として遂⾏できる実現可能な組織体制の構築が必要です。

当社ワクフリでは、組織内の変動や⽋員にも対応しうる体制構築に向けて以下の支援をしております。

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