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「働きやすい会社を増やし、個人の意識も変えたい」ワクフリ代表・髙島が業務改善に込める想い#ワークフリーな人たち

目次

皆様こんにちは。

クラウドサービスを活用し企業のバックオフィス業務改善・業務効率化をサポートする、株式会社ワクフリです。

 

「#ワークフリーなひとたち」は、ワクフリらしさってなんだろう?  について、社員の挑戦や、努力の裏側、想い、周囲からは見えづらい地道な一面に迫り、ワクフリメンバーの日常をお届けしていくコーナーです。

今回のインタビューの相手は、ワクフリの代表取締役・髙島卓也。

ワクフリを設立したきっかけや、ワクフリを通じて実現したい社会について話を伺いました。また、コロナ禍をきっかけに変化した働き方や、ワクフリで働く社員についても語ってくれました。

 

ワクフリ代表取締役 髙島 卓也(たかしま たくや)

長崎県波佐見町出身。九州の大手税理士法人や事業再生コンサル企業を経て2017年に株式会社ワクフリを設立。
中小企業の業務効率化や創業におけるITツール活用支援に特化し、経営のアドバイスを行う。
全国の商工会議所や自治体とも連携、業務提携を行い、中小企業へのクラウドサービス普及に努める。クラウド活用・業務改善のプロとしてメディア出演も多数。

目指すは「経営版“予防医療”」ブラック会社をなくすための取り組みとは

ーワクフリの事業内容について教えてください。

主に中小企業向けの業務改善コンサルティングをおこない、その一環でITやクラウド活用の支援もしています。クライアント様のそれぞれの課題に合わせて、オーダーメイドで業務改善プランをご提案しています。

たとえば、クラウドツールの導入による業務効率化や属人化解消、バックオフィス業務の作業負担や人為的ミスの削減などに取り組んでいます。そして、新たな仕組みが組織に定着するまでをサポートするのがワクフリの業務改善支援です。

 

ーワクフリを設立したきっかけは何でしょうか?

以前は、破産寸前の会社を経営から立て直す事業再生のコンサルティングをしていました。それらの会社は、経営状況を把握するための正確な数字や、データの管理ができていませんでした。また、業務管理ができていないために非効率であることが当たり前だったり、社内のコミュニケーションがうまくとれていなかったりなど、よくない状況であることが共通していることに気づいたんです。

 

逆に、社内の情報管理ができており効率的に業務に取り組む企業が、事業再生の相談に来ることはなかったため、状況が悪くなる前の段階から支援をおこなえば、倒産しそうな状況まで追い込まれてしまう企業は減るのでは?と思いました。

 

そのために必要なものは、【業務の改善による働きやすさの向上】が第一だと考え、業務改善の専門家として活動していました。経営版の予防医療のようなイメージです。

 

しかし、自分一人だけで企業の業務改善を進めるには限界を感じ、業務改善をもっと世の中に広げていくためには組織として支援を行う必要があると思い、ワクフリを立ち上げました。

業務フローやマニュアルを整え属人化を防ぎつつ、必要な部分にITを取り入れ効率化を実施することで、コロナ禍のように予期せぬ時代の変化が起こったときにも、会社を存続していくための基盤づくりができます。そういった基盤があれば、時代の変化に合わせ事業内容を変えても生き残れるはずです。

ー業務改善を通じて社会にどのような影響を与えたいと思っていますか。

ワクフリは「企業の業務改善を達成し、働きやすい企業を増やして世の中をハッピーにする」というミッションを掲げているのですが、「ブラック会社をなくしたい」という思いからきています。

社員思いの経営者ではあるけど、事業がうまくいかないと悩んでいる会社が業務を効率化させることによって自分たちでしっかりと管理できれば、働きやすい職場づくりに繋がります。
そして、利益が生まれる循環ができ、きちんと給料も出せ社員の生活が豊かになるはずです。そのような会社に人が集まるようになれば、ブラック会社は減っていくと思うんです。

 

 

「伴走型」の業務改善コンサルティングを通じて クライアントを深く理解する

ーワクフリで働く魅力とは何ですか。

さまざまな業種の企業の業務改善に携われることです。数あるコンサルティングサービスの中でも、クライアント企業のことを深く理解し、サポートできるものは少ないと思っています。

ワクフリの業務改善は、クライアントと一体となって取り組む「伴走型」。現場で働く人たちの細かな業務や、それらがどのように売上に繋がっているのかまで確認して、把握します。事業内容もすべて理解する必要があります。

業務改善を通じてクライアントに深く関わることで、本来なら実際に働いてみないと分からない、さまざまな業種のことを知ることができるのは魅力の一つです。

ーワクフリのメンバーに共通する仕事の価値観は何だと思いますか?

メンバーから学ぶ姿勢があることです。全員フラットな関係を築いているので、分からないことは互いに聞いて、ちゃんと学んでいます。相談用の社内チャットでのコミュニケーションが活発なのはその証です。

また、クライアントとのやりとりやオンライン会議の様子は、チャットツールやカレンダーを通じて、社内で共有しています。クライアントの接し方や取り組み方が見られるので、他のメンバーにとって勉強にもなるはずです。

オフィスにいれば、誰かが話している内容が聞こえたり、誰が・いつ・何をやっているのかがおおよそ分かりますが、在宅勤務ではその大部分が不透明なため、情報共有やデータを残すことを強化しています。

また、ワクフリのミッションへの共感はもちろん、「現場スタッフや本音が言いづらい立場の方々へ寄り添いたいという視点」を持っているため、お客様のために成長する意識がある人が多いです。

 

コロナ禍による社内の業務改善により 多様なメンバーを受け入れられるように

ーどのような働き方をしている人がいますか?

現在すべての業務がオンラインで完結できるため、在宅勤務を基本としており、出社は週1日としています。以前は週5日出勤だったのですが、コロナ禍をきっかけに在宅勤務ができる体制を整えたことで、在宅でしか働けない人や業務委託のメンバーなど、採用できる人の幅が広がりました。

たとえば、正社員やパートでも完全在宅の方がいます。神奈川県に住んでいるメンバーや、家庭の事情で在宅の必要があるママさんですね。

ママさんに関しては、仕事にブランクがあったのですがスキルがあり、なにより「ずっと働きたかったけど働けなかった」という思いから、楽しそうに働いているのが印象的です。
充分なスキルがあって働きたいと思っていても、さまざまな事情で働けない人はたくさん世の中に眠っていることに気づかされました。

また、フレックス制で働くメンバーもいます。入社時からフレックス制を希望していたので、新しく制度を設計してもらいました。新しい制度ができたことで、採用の場面でプラスに働いたこともあります。

 

ー大切にしている定期イベントはありますか?

メンバー全員との1on1や、新しい取り組みを始める際に合宿を実施しています。
まだ不完全な部分もある組織なので、方向性を変更するときにはメンバーと話し合い、内容を落とし込んでタスクを整理する時間を必ず設けています。

 

業務改善で培った知見を活かし、さまざまな事業を展開

ーこれからのワクフリの展望を聞かせてください。

既存の業務改善コンサルティングは中心核の事業なので続けていきますが、そこから派生した事業を展開をはじめました。

一つ目は、SaaS(クラウドサービス)同士を繋げるAPIの開発事業です。ベンダー側が準備しているAPIって、現場での作業内容を理解して開発しているものが少なく、機能が不足していることも多いんです。ワクフリではコンサルティング事業で培った知見を活かして、より現場の方が本当に使いやすいAPIの開発をおこなっています。
たとえば、kintoneで作った案件管理アプリとマネーフォワードクラウド請求書を繋げて、自動で見積書や請求書が発行できるシステムを開発していたりとか。

 

二つ目は、スモールアシスト事業です。ワクフリが業務改善を支援できる会社の数には限りがあります。そのため、まずはITツールの初期設定や導入操作などの初期段階から少しづつ始められるよう支援し、ITリテラシーを向上させるための支援サービスです。

 

三つ目が、DX人材を育てる教育事業である「ワクデミー」です。近年、クラウドサービスの開発が盛んにおこなわれ、その数も増えています。しかし、それを使いこなせる人が増えていないことに課題を感じ、クラウドサービスを使える人を育てるための事業を立ち上げました。今私が最も注力したい事業です。

これまでワクフリがやってきたサービスは法人向けですが、DX人材を育てる教育事業であるワクデミーは個人向けです。ワクデミーを通じて個人の意識を変えたいと思っています。
最終的にはクラウドサービスを使える人材を育てることは、ビジネスに必要不可欠なインフラにすることを目指しています。
そして、ワクフリが業務改善による支援をしなくても、業務効率化へのノウハウが詰まったデータベースのようなものを作り、誰もがいつでも、効率化を考えられる世の中をつくりたいと考えています。

 

ー今後、どのような人と一緒に働きたいですか?

ミッションへの共感は必須ですが、ワクフリの事業内容に見合うスキルを持ってる方や、ワクフリに新しい展開を起こしてくれる人と働きたいですね。

スキルや知識も、経験や勉強していくことによって身につく部分もあると思うので、ワクフリの方向性を理解してくれることを重視したいです。

 

ーワクフリで働くことに興味がある人に伝えたいことはありますか?

業務改善コンサルティングは、決して楽な仕事ではありません。「ただアドバイスをすればいい、コンサルティングはかっこいい」などのイメージを持つ方もいると思いますが、ワクフリは伴走型でのサポートを追求しているので、泥臭い業務が多いと思います。
だからこそ成長できますし、一体感を持ちながらクライアントさんに携われるのはやりがいを感じます。

ミッションに共感し、少しでもワクフリで働きたいと思う方は、ぜひ問い合わせていただけたら嬉しいです。

ー髙島さん、ありがとうございました!

(取材/ライター橋本恵梨奈・編集/PRライターひのりほ)

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